アワビの放流事業

2月22日、猫の日の夕方、メガイアワビ稚貝1万個を放流しました。殻長3cm程度(約1才)の稚貝が、採捕可能な11.1cm以上(約5才)になるまでには、あと4年必要です。

追記:2月25日(木)、クロアワビ稚貝1万個を放流しました。

追記:6月15日(火)、アカウニの放流を行いました。

出港!

大切な稚貝は、ネット、発泡スチロール、乾燥防止用の濡れた新聞紙で梱包されていました。

放流!

放流目的地に着いたら放流します。船からばら撒くと海底に落ちるまでに、直ぐに魚たちが集まって来て食べてしまうので、確実に潜って着床させます。潜水服を着ているとは言え、冬の海は寒いです。

殻の色

放流した養殖貝だと判るように、殻は緑色に染色されています。この色は成貝になっても残ります。

【2022.11.15追記】殻の色については出荷前に染色しているという説もありますが、養殖中のエサ(コンブやワカメ)でこの色になるというのが正しい様です。現に放流後もこの色は発生し、冬から夏の時期に成長する部分では青み掛かった色になっています(参考:黒あわび♂900g)。輪紋と言って、木の年輪の様に1年に1周期の色の変化が見られます。海水温上昇時に青、下降時に赤となっています。温度変化で食性が変化していると思われます。今回放流のメガイアワビ(赤アワビ)に限っては海での成長時に青くならないので(参考:巨大あわび/記録更新!)、幼貝だった部分が青色である場合は放流(養殖)貝と判断できそうです。

参考

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