あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願い致します。
2022年最後の漁(12/30)
今日の収獲
- サザエ 102杯（約15㎏）
- 黒アワビ ２杯（約500gx2）
- 赤ナマコ ９杯
9時20分～14時30分。前日12/29も波が高く漁止めの旗が上がったくらいで、今日も波が高かった。テトラ内側を中心に見ていき、その後テトラ外にでて、ガクラ手前まで行ってみたが、うねりが高くて岩や岸に近づけなかった。何度も波に酔った。
アワビはいつもの巡回ポイントにいた。１つは水深１ｍくらいですぐ取れたが、もう１つの水深４ｍくらいのは隅にいたので取り難く何度もトライした末に石で貝起こしを叩いてようやくＧＥＴ！
サザエは、海から上がって帰ろうとした所に声を掛けてきた牛飼いのお兄さんへイシダイ釣りのエサに良いと言うので小さいのを約２０杯あげて、残り約９０杯を塩茹で・剥き身にしたもののうち１０個を職員さんにあげて、その残り約７０個は干物にしてパック。
ナマコ３杯は漁師さんにあげて、残りはリリース。
アワビ２杯は元旦に食した。
真空パック
保存用にパック。
試食
残った小さな半端を試食。噛むほどに味が出るので、息子も１０分くらい噛み続けていた。酒のつまみにいいと思う。その他料理にも使えると思う。
海底の様子
先週の大嵐では、北灯台計測の波高データが11mを超えて以降一時データ表示が途絶え、また壊れたかと思ったほどでした。漁師さん曰く私がいた３年間には無かった程の大波だったとか。
実際に海で見た状況は、数10kgの岩が大波でゴロゴロと洗われた様で海藻が跡形もなく剥げ落ちて一面が真っ白に。今までに見たことが無い様子で、まるで廃墟の様でした。テトラ外からガクラ手前までの殆どでそうなっていて、岩に着いていたアワビ、サザエ、ウニが粉々になったかもしれません。北側の見ノ口でもおそらく同様であろうと思われます。12/21の口明け以降の採貝の不振が見られたそうですが、年を明けて回復できるのか心配なところです。ウニの実入りも、エサの海藻が無いので心配です。
おせちにアワビ
アワビ２杯は早速に元旦に頂きました。バター焼き、酒蒸し、刺身で、それぞれの食感でおいしかったです。冷蔵庫にストックの煮アワビも出せば良かったと後悔。今年も良い年でありますように。
【雑感】２杯ともオスだったのですが吸盤の色が異なっていました。黒アワビと言っても赤アワビ(メガイアワビ）やマダカアワビとの交雑種もいるので色々なパターンがあるみたいです。交雑種は、それぞれの組み合わせで３種、雄雌入れ違いで更に３種あります。純粋の３種を入れて全部で９種。それと更に中間的なものまで連続的に変化があって奥が深いです。詳細は文献などで見ることが出来ます。アワビ類の増殖に関する生態学的特性研究（東京海洋大学）
